2012年7月13日金曜日

Little Wonder Records

リトル・ワンダー・レコーズ。1914年から1923年にかけレコードを販売。

コロンビア傘下のレーベルとして発足し、作曲家アーヴィン・バーリンのビジネスパートナーだったヘンリー・ウォーターソンによって配給された。

レーベル面にはアーティスト名は記載されず、「バンド」、「テナー」、「カルテット」など簡単な内容の説明だけがされている。

レコード直径は5.5インチと小さく、収録時間は1分半から二分である。このため、コレクターの中には子供向けに発売されたものだと考える者も多かったがあくまでも一般のリスナー向けに販売された。

レコードはどれも10セントで販売され、当時としては破格だった価格設定はそれまでのレコードは高くて聴くことのできなかった人々の間にも普及し、 従来より広いリスナー層を獲得することに成功した。音質は当時の他のレコードと大きく変わらず、ダイム・ストア(大衆向け百貨店)やシアーズの通信販売を中心に販売された。

録音された音楽の演奏者や録音形態については諸説あるが、アル・ジョンソンやビリー・マレイなど当時のトップ・アーティストの参加も確認されている。

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